高認って何?

高認(高卒認定試験)とは

高認(高卒認定試験)とは、正式名称「高等学校卒業程度認定試験」のことで、平成17年度から文部科学省が実施する試験制度です。 旧「大検」(大学入学資格試験)と呼ばれていたものにあたります。
高認に合格すると、国・公・私立のどの大学、短大、専門学校も受験でき、また各種国家試験などを受験するときにも、高卒者と同じ扱いを受けることができます。 大検から高認になって変わった内容があります、試験科目が9科目から8科目に減少し、大検では必須科目だった「家庭」がなくなり「英語」になり、 選択科目「簿記」・「保険」が廃止になりました。受験者の枠も広がり、全日制高校の生徒も、学校長の許可があれば、在学したまま受験可能です。

誰が受けられるの?

試験を受ける年度(翌年の3月31日まで)に満16歳以上になる人で高等学校を卒業していない人であれば誰でも受験できます。 通信制・定時制高校の現役生、全日制高校の現役生も受験できます。 「大検」の試験で全科目に合格している人は「高認」の受験はできませんが、一部の科目だけ合格している場合は受験することが可能です。 しかし、受験に合格しても、「合格者」と認められるには年齢制限あり、 16歳で合格しても「満18歳の誕生日の翌日から」合格者と認められることになっています。

高校卒業になるの?

高認は、「高卒と同等以上の学力を有することを認定する」という資格を取得するものなので、「高校卒業」という学歴にはなりません。 高認合格後に大学などの次の進学先へ入学し卒業した場合、最終学歴として残ります。高卒でなくても最終学歴が大卒になるということはあり得ることです。 逆に、進学先の大学などを途中で辞めることがあれば、最終学歴は中卒になります。